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自分の家族が何人いるのか分からない人たち

自分の家族が何人いるのか分からない人たち

自分の家族が何人いるのか分からない人たち



「けちのすすめ」ひろさちやさんの著書より・・・・・

ずいぶん昔に知り合った一人のパキスタン人のことを思い出しました。
そのパキスタン人は、日本に遊びに来ていた青年です。
あるとき、これまた何気なく「きみは何人家族?」と聞いたところ、 彼はしばらく考えて、「よくわかりません」と答えたのです。
この答えを聞いた私は、自分の家族の人数が何人いるかも知らないなんて、奇妙な人間だと思いましたね。 だが、それ以上深く追求することもなく、その話は終わりました。

ところが、それから数年後、パキスタンの彼から電話がかかってきたのです。

「御無沙汰をしています。私はパキスタンに帰ってきて家族会議の議長になりました。
そして以前、先生から聞かれた家族の人数が正確にわかったんです。
私の家族は二百七十二人です。」と言うんです。

正直なところ、このときも「この男は本当に正気だろうか」と思いましたよ。
二百七十二人もいる家族がどこにいますか。常識的に考えればそう思いますよね。 二百人を超す家族なんてあるわけないと。

ところが、わたしは間違っていたんですね。あのころは、まだまだ「世間の常識」に縛られていたんです。
家族会議の議長になったことのお祝いをするので日本でお世話になったわたしをぜひ招待したい、 という彼の誘いを受け、家内とパキスタンに訪れたとき、やっとわたしの間違えが明らかになりました。
彼はパキスタンに着くなり、自分の暮らす集落に案内してくれました。

そこは彼のご両親をはじめ、おじさんおばさんなどの一族郎党が生活する村だったのです。
つまり、彼のついた「議長」というポストは、一族を代表するまとめ役であり、 「家族」というのは親類縁者みんなのことをさしていたんです。
これにはさすがにわたしも世間の広さを実感させられました。

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これを読んで、わたしも思い出しました。
仕事で一緒になった日本人女性のご主人はガーナ人。そのご主人もやはり自分の家族が何人いるかわからないということです。 すんごく年の離れた弟の写真とか見せてくれるんだけど、お母さんが何人かいるのかな?なんて、 ハッキリしないご主人の事が理解できないという様子。

先ほどのパキスタン人の二百七十二人は大袈裟にしても、ヨーロッパ人と話すと、 自分の家族が、五十人、六十人という場合がけっこうあります。 インド人に聞きますと、家族は二十人が平均だそうです。

NHKで見たような、遺体の引き取り手がいない、あるいは家族がいても引き取れない人がいる日本は恐ろしい国にうつるでしょう。 日本の私たちから見るとうらやましい。彼らは老後の心配いはないのです。家族がたくさんいるからです。 仕事を失ったとしても、病に伏し年老いたとしても家族が支えてくれるのです。 まさに無縁社会とは無縁なのです。

自分の家族が何人いるのか分からない人たち 


開運倶楽部 ライン
2010年03月08日| この記事をはてなにブックマークはてなにブックマーク この記事をTwitterに投稿する人気ブログランキングへ


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